2021年10月15日 ひっつき虫がゆるせない

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ちょっとその辺散歩するだけで、気づけばそこにいるひっつき虫
くっつき虫と呼ぶ人もいますね。

うちの周りにはコセンダングサという、とげとげ系のひっつき虫を量産する植物がたくさん生えています。
とげとげちくちく、ああ許せない。
服に刺さって取りにくいのも許せない。
取ったそばからくっついてくるのも許せない。
無理やり取ったら服の生地が傷んだりして許せない。 

 



なんでくっつくのよ!?
と思いますが、これは「動物散布」と呼ばれる植物の生存戦略なんです。
動物に運ばれることで、種を遠くまで広めることができるという。

いつも思うけど、植物って脳みそないのに頭いいですよね?!
運んでほしいからとげとげしてやろ。なんて天才じゃないですか!?
まあ、鳥とか虫とか飛ぶやつ選んでくっつきなさいよ‥って結局イライラするんですけど‥。

でも、子どもはひっつき虫が大好きですよね!
おかあさんほらほら見て~!たくさんくっつけたよ!
なんて満面の笑みで言われて‥がっくり‥。

子どもにくっついたのを取っている間に自分の服にもついていたり。
気づかないで洗濯したら、違う服にも乗り移っていたり。
洗濯ものの山に手を突っ込んだらチクッとしたり。

ああ!ゆるせない!!
でも、これ、気づけば急にあるよあ、と思ってひっつき虫になる前の姿を調べてみました。

ああ~見たことある!
ひっつき虫になる前の黄色い花の姿はかわいらしいですね。

ついでに調べたら、この草、もともとはアメリカの太平洋側の温帯から熱帯が原産の植物で、日本に持ち込まれたのちに野生化した帰化植物だそうです。そして、日本の『生態系被害防止外来種』に指定されているとのこと。
ワーッと雑にたくましく生きてる感じがしますもんね。
このとげとげの種なんて、絶対に繁殖してやるという強い意志を感じます。
つつましく生きてきた植物からしてみたら、自分の生息地を脅かす存在でしょう。

この植物自体にもちろん罪はないんですが、生態系にも私にとっても迷惑なんです。
申し訳ないんですけど、どうぞ、日本からいなくなってください。と伝えたい。
来年は、種になる前に引っこ抜いてやろうかな。

服についたひっつき虫を取る方法は、ウェットティッシュで取る方法や、穴をあけたペットボトルでこそぎ落とす方法などがあります。
でも私は、許さねえ!と思いながら、ひとつひとつむしり取るのが一番好きです。

もっと寒くなってその姿が見えなくなるまで、戦いは続きます。

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