冬が来たのにまだ青い

冬が来ました。
なのに、家庭菜園のミニトマトがまだ青いままの実をたくさんつけています。
もう霜が降りる季節だし、寒さでいつまでも赤くならないし、どうしよう。
そろそろ来年の春に向けた土づくりのために、今植わっているトマトを片付けたい時期でもあります。
ちなみに、片付けたトマトの葉や枝は細かく切って、その辺から集めた落ち葉や肥料と一緒に畑の土に鋤きこむと、来年ふかふかの土に生まれ変わるんですよ♪
畑のミニトマトに敬意を払って
夏の間、たくさんのミニトマトを子どもと収穫しました。
子どもも喜んでいたし、そして何より食費が浮いてありがたかったです(ミニトマトって買うと高いですよね)。


青いトマトに用はないよ♪
バイバーイ♪
なんて、なんだか食育に悪い気がします。
青い実をつけたままトマトを片付けるのはもったいない!
そこで、夏の間わが家の家計を支えてくれたミニトマトに敬意を払って、青いミニトマトでジャムを作ることにしました。
これって、流行りのSDGsだと思っていいですよね!
そう思うとものすごーーーーーーく高尚なことをしている気がしてきます!
青いトマトは、さっぱりしていておいしい野菜ジャムに生まれ変わります。
その作り方をご紹介します♪
青いトマトジャムの作り方
材料(プリンの瓶ふたつ分)
- 青いミニトマト:600グラム(洗ってヘタを取る)
- 砂糖:200~250グラム
- リンゴ:1/4個と芯の部分
※一般的にはジャムを煮詰めるときにレモン汁を入れますが、リンゴの芯の部分を一緒に煮ることで代用しました。
作り方
作り方はざっくり5工程。
- ミニトマトを半分に切る
- 砂糖を入れて1時間くらい置いておく
- 火にかけてアクを取る
- トマトの実を取り除き、リンゴを加えてさらに煮詰める
- 煮沸消毒した瓶にいれる
次からは、写真をまじえて説明します。
1. ミニトマトを半分に切る

洗ったミニトマトを半分に切って、お鍋にポイポイ入れていきます。
ミニトマトのヘタは手で取れるし、皮をむいたりしなくていいので、準備が楽ですね!
2. 砂糖を入れて1時間くらい置いておく

砂糖の量の見た目の多さに驚きますが、青いトマト自体は甘くないので思い切って入れます!
砂糖が少ないとジャムの保存性が悪くなって腐ったりしてしまうので、なんとなくで減らさないようにしましょう。
1時間くらい放置すると、浸透圧の関係でトマトから水分がじわじわとしみだしてきます。
この水分は、次の煮込む工程で大切なので、しっかりと時間を置くようにしましょう♪
3. 火にかけてアクを取る

中火でぐつぐつ煮ていきます。
前の工程で出てきた水分があるので、水を足さなくて大丈夫です。
煮ていると、黄色い青臭いアクがたくさん出てきます。
これをしっかりとらないと、エグい味が残ってしまうので、丁寧にとっていきます。
4. トマトの実を取り除き、リンゴを加えてさらに煮詰める

ミニトマトの実を取り除き、別の鍋に煮汁を移します。
砂糖たっぷりの煮汁は大やけどするほど熱いので、この作業の時は気をつけてくださいね。
注ぎ口のついた小鍋だと最後に瓶に入れるときに便利です。
ミニトマトの実にはエグみがまだ残っています。
アクを取った後だし、トマトの砂糖煮みたいなもんでしょ♪とひと粒食べましたが、びっくりするくらいエグくて食べられるものではなく、笑ってしまいました。
この作業だけ面倒ですが、トマトの実は取り除きましょう!
すりおろしたリンゴと、リンゴの芯を入れてさらに煮込みます。
リンゴの芯からはペクチンという物質が溶け出して、ジャムを固める働きをしてくれます。
(一般的にはレモン汁を使用しますが、わが家の冷蔵庫にレモン汁を切らしていたので、リンゴの芯で代用しました。)
5. 煮沸消毒した瓶にいれたら出来上がり!

ちょっとお高いプリンが入っていた空き瓶。
しっかり煮沸消毒して使用します。
ジャムを入れたらなんだかおしゃれに見えます!
青いトマトもプリンの空き瓶も、有効活用できました!
大満足です♪
肝心の味は
初めて作ったとき、まあでも青いトマトでしょ!?とそんなに期待していませんでしたが‥
めちゃくちゃおいしいんです。
酸味もあって、すっきりした甘さもあって‥。
ちょっとすっぱいトマトの味と、リンゴの爽やかさがマッチしていておいしいんですよ!
トーストに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたりしておいしく食べています。
なんだかお肉料理にも使えそうな気がします。
レシピ探してみようかなあ。
みなさんもぜひ、余った青いトマトは捨てずに、ジャムづくりを試してみてくださいね♪
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