子どもがもし、ショウリョウバッタを捕まえてきたら‥

春~秋、そこらじゅうの草むらにいるショウリョウバッタ。
【子どもがよく捕まえてくる虫ランキング】に入ること間違いなしの、そこらへんによくいる捕まえやすい虫です。
人に害は全くないですが、虫が怖い・苦手なママたちにとっては、急に連れて帰ってきて「今日から飼うからね!」って言われても困りますよね。
でも、安心してください!
この虫は超イージー!余裕で飼育できます。
小さな子供だけでもお世話できる、気軽に付き合える生き物です。

生息場所
日本中の原っぱにいます。
春から秋ごろまで、本当になんてことないその辺の草むらで捕まえることができます。
特徴
オスの特徴
体長は最大で5センチ程度。メスよりも小さいです。
飛ぶときに翅をこすり合わせてキチキチという音を出すので、キチキチバッタと呼ばれることもあります。
メスの特徴
体長は最大で9センチ程度。触覚から足の先までだと18cmくらいにもなります。
オスよりも体が大きくて、背中側に縦に筋のような模様があります。
似ている虫
ショウリョウバッタモドキというちょっと気の毒な名前の虫がいます。
見た目はそっくりですが、ショウリョウバッタよりも小さく、秋ごろに成虫になると背中がうっすらと赤くなるので、ショウリョウバッタと見分けることができます。
捕まえ方
虫網はもちろん、素手でもイケます。
草と草の間をジャンプしながら逃げていくので、素早くつかまえましょう。
前方向にしかジャンプしないので、後ろからよりも正面からが捕まえやすいです。
草と草の間にはバッタ以外の虫もたくさんいます。
目移りしてしまいますが、お目当てのバッタだけを見つめて集中すれば、簡単に捕まえられます。
つまむように捕まえるのではなく、手を軽く握って中に包み込む感じで捕まえましょう。
手の中に入ったら、ゆっくり開きながらもう一方の手で背中側から頭付近をやさしくつまみます。
足の方をもつと簡単に足が取れてしまうので、頭付近をつまむようにしましょう。
たまーに噛まれますが、全然余裕です。
長く持っていると口から茶色い汁を出します。
くさいし、バッタがかわいそうなので捕まえたらすぐに虫かごにいれてあげましょうね。
食べるもの
イネ科の植物全般。
猫じゃらしで十分OK!シュッとした細長い形の葉っぱであれば、その辺の草で大丈夫です。
捕まえた場所にたくさん生えていると思いますので、そこからゲットしましょう。
エサ代がかからないのはありがたいですね!
飼い方
ケース・水差し・霧吹きがあればOK!
ケース
ケースはプラスチック製でピョンピョンはねられる高さ(20~30cm)があるものがベストです。
ホームセンターや通販サイトで1000円程度で売っています。
我が家では、ダイソーで500円商品のプラケース(夏しか店頭で見ないので、夏限定商品かもしれません。)を買って愛用しています。
毎年毎年ケースが増えていっています。
ケースの底には、土か紙(キッチンペーパーや新聞)を敷きます。
土は乾燥防止にとてもよいですが、飼い終わったときに洗うのがちょっと面倒です。
糞をたくさんするので、紙を敷いておくと掃除がしやすいのでおすすめです。
水差し
背の低い小瓶のことです。栄養ドリンクの空き瓶などで代用できます。
水を入れて、とってきたエサをさしておきます。
イネ科の植物はすぐにカサカサになってしまうので、とってきたらすぐに水にさしましょう。
それでも草は枯れやすいので、こまめにとってきて交換するようにしましょう。
霧吹き
1日1~2回、霧吹きでケース内(エサの葉周辺や壁面)を湿らせます。
羽根が濡れると弱りやすいので、バッタには直接水をかけないようにします。
お別れのタイミング
ショウリョウバッタは冬を越しません。
冬が来たら死んでしまいます。
捕まえてきたときに、ずっと一緒にはいられないことを子供に説明してあげましょう。
飼い続けるのがいいのか、放してあげるのがいいのか、子ども自身が判断する材料として、寿命のことは早めに話してあげるのがよいと思います。
ショウリョウバッタは4~6回の脱皮をするので、お世話をしていたら脱皮の瞬間にも立ち会えるかもしれません。
脱皮が見られたらさようなら、というように、脱皮をひとつのタイミングとするのもいいかもしれませんね。
まとめ
- ショウリョウバッタ飼育のハードルは低い。
- 日々のお世話はエサ調達&霧吹き。
- 小さい子どもでもお世話できる気軽なペット。
コメント